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次々と起こる症状を適切に理解し、対応のヒントを与えてくれるヘルパーさん、負担や疲れを軽減する各種サービス、共感し愚痴を受け止めてくれる仲間に支えられ、肩の力を抜いて本人に向き合えるようになりました。

依然負担感はありましたが、だんだん認知症のあるがままの父を受容できるようになり、認知症を格別の悲劇であるととらえることもなく、割り切ることができるようになっていきました。

便ということは認識できなくても、手に付いてしまったものを「なんとかしなければ」という気持ちは残ります。自分で処理しようと試みるものの、正しい方法がわからずに困惑してしまうことが、弄便行為につながるのではないかと考えられています。

「便の話しなので汚いことが書かれています。ご注意下さい。弄便(ロウベン)は、認知症患者に見られることが多い症状です。オムツの便を手で取り出して周辺になすりつけたりする行為のことを指します。

かかりつけ医からは、糖尿病などの生活習慣病では、先々を見据えて病気の悪化を防ぐために栄養バランスなどを考えますが、「認知症の場合は今を大切に、好きな物を食べてもらえればいい」と言われました。